社長あいさつ

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自分の存在が 誰かの喜びに変わる、それが仕事。

“人生とは ありがとうを集める旅路である”

 

リタファーム株式会社(就労継続支援A型)

代表取締役社長 佐野 智幸

 

皆様は1988年に公開された映画「レインマン」(ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ出演)をご覧になったことがありますか?

私の大好きな映画です。アカデミー賞やゴールデングローブ賞の作品賞を受賞するなど話題を集めましたので、「観た」「憶えている」という方も多いのではと思います。生意気で自分勝手なチャーリーと、自閉症のレイモンドの“兄弟の絆”の物語です。

 

この映画は、実在する自閉症の男性をモデルに作成されたものです。映画のシーンにも使われましたが、彼は床に落ちた爪楊枝の本数を瞬時に計算するなど、特定の分野では健常者が到底かなわない能力を発揮しました。

しかし、対人関係が苦手なために社会との関わりを上手く持つことができませんでした。

 

リタファーム株式会社が直営するレストランリタの農園では正確で丁寧な料理を作るのですが、仕事のスピードがゆっくりだったり、素直で明るい性格なのに対人関係が苦手であったりと、少しだけ個性的なクルーが働いています。

接客が出来る人は接客をします。手先が器用な人は野菜のカット・料理の仕込み・ピザ焼き・デザート作りなどの調理補助をします。接客も調理補助も難しい人は皿洗いをします。その人の能力に応じた活躍の場があるのです。

 

リタの農園のクルーは、以前は「出来ない」「変わっている」と周囲から否定的に見られることが多く、すっかり自信をなくしていました。自分が誰かの役に立っているなんて思える機会がなかったのです。

 

ですが今は違います!ここに来てからみんな変わったのです。

お客様にお店に来ていただき「美味しいね」と言っていただく機会によって、自分たちの輝きを取り戻したのです。

自分にも出来る仕事がたくさんあるということ、そして仕事をした結果、お客様から

「美味しかった」

「ありがとう」

と言われる日々を過ごしています。それが生きがいに繋がっているのです。

 

私たちは、少しだけ個性的なクルーと同じ時間を過ごすうち、表情に自信があふれ、瞳に輝きが蘇ってくるさまを目の当たりにしています。

そして感じました。たくさんのお客様に来ていただき、たくさんの「美味しかった」や「ありがとう」を集めることが、私たちの仕事なのだということを。

皆様にご来店いただき、ひとこと声をかけていただくことが、少しだけ個性的なクルーを輝かせてくれるのです。生きがいを感じさせてくれるのです。

 

自分の存在が 誰かの喜びに変わる、

それが仕事。

 

“人生とは ありがとうを集める旅路である”

 

 

 

 

2021.10.20 Wednesday